在宅医療、こんな時に薬剤師をご利用ください
病状が重い、歩行が困難又は認知症が進んでいるなど一人では通院が困難なために、在宅で療養を行っている方が多くなっています。
①薬の整理、管理ができない
②薬が飲みづらい又は飲んでくれない
③飲み忘れ、飲み過ぎが頻回にある
④何に効く薬かわからない
⑤たくさんの種類の薬を飲んで大丈夫? 飲み合わせは?
⑥錠剤をつぶしたり、カプセルを開けたりして大丈夫?
⑦一日中ウトウトしている・味が分からなくなった
もしかして、薬のせい?
なんて、薬のことで困っていませんか・・・
薬でお困りの方のご自宅へ、薬局の薬剤師が訪問して薬のサポート(薬学的管理、指導)をする業務を、訪問薬剤管理指導業務といいます。医師、訪問看護師、介護ヘルパー、ケアマネジャーと情報を共有し、チームで支援します。
この薬剤師による訪問薬サポートは、医療保険および介護保険の給付対象です。要介護認定を受けている方は、介護保険を優先して利用するきまりになっています。少しわかりにくいのですが、医療保険では「訪問薬剤管理指導」という名称の業務として定義され、介護保険では「居宅療養管理指導」という名称の業務の一つとして定義されています。
ご自宅には、多くの介護関係の方がサポートに入ってくださっていることでしょう。そのため、薬については他の職種により補っていただけることもあります。しかし、一度は薬の専門家の目で見てもらうと安心です。薬剤師による訪問薬サポートは、1回だけの利用でも可能です。必要なときにご利用ください。